中嶋記念図書館と言語異文化学修センター(LDIC)、そしてXラウンジは学生に3つの異なる特徴を持った学習環境を提供します。中嶋記念図書館は、学習や研究に没頭できる静粛な空間です。利用者には私語を慎み、静かに学習することが求められます。2階にあるLDICは、静かな会話ができる学習空間です。LDICの中には、語学の練習をするスピーキングルームやグループ学習ができる多目的ルームもあります。また、図書館棟1階にあるXラウンジは、開放的で自由な空間です。Xラウンジでは、授業のグループワーク準備や、ディスカッション、宿題などもできます。開放された自由な空間で、声の大きさを気にする必要はありません。飲食も禁止されていないスペースです。
中嶋記念図書館は国際教養大学の学生、教職員が、教育・研究活動に必要な学術資料を得るために利用することを目的とした施設です。全ての資料、施設、サービスの利用において、本学の学生、教職員の利用が最優先されます。一方で、本図書館の特徴あるコレクションや資料、県内高校生をはじめ、一般の学外者も利用することができます。
(1)学生・教職員
国際教養大学の学生と教職員は、毎日24時間年中いつでも利用できます。ただし、施設・設備のメンテナンスなどの都合により臨時休館する場合があります。
カウンターサービス時間は、次のとおりです。
学部の授業日 | 午前8時30分~午後10時 |
学部の冬期プログラム期間中の授業日 | 午前8時30分~午後6時 |
土日、祝日、長期休暇期間 | 午前10時~午後6時 |
(2)高校生カード利用者(秋田県内高校生)
365日利用可能 |
午前6時~午後10時 |
(3)学外一般利用者
学部の授業日 | 午前8時30分~午後10時 |
学部の冬期プログラム期間中の授業日 | 午前8時30分~午後6時 |
土日、祝日、長期休暇期間 (※年末年始期間は休館) |
午前10時~午後6時 |
区 分 | 貸 出 期 間 | 点 数 |
学部学生 | 図書は1ヵ月、CD、DVD、語学教材は1週間 | 10点以内 |
大学院生 | 図書は1ヵ月、CD、DVD、語学教材は1週間 | 20点以内 |
教職員 | 図書は1カ月、CD、DVD、語学教材は1週間 | 30点以内 |
学外利用者 | 図書は1ヵ月、CD、DVD、語学教材は1週間 | 5点以内 |
在学生と教職員は、身分証明書(IDカード)により図書館への入館および資料を借りることができます。資料は図書館またはLDICのカウンター、または自動貸出機で借りることができます。借りた資料を返すときは上記カウンターに持参する、または図書館入り口の返却ポストに入れることで返すことができます。他の利用者が予約していなければ1回に限り貸出期間を延長することができます。貸出期間延長は図書館ウェブサイトにログインし、My Library機能を利用してオンラインで手続きをするか、またはカウンターで申請してください。期限までに資料を返却しなかった場合には、履修登録手続きや成績証明書発行の停止などのペナルティが課されます。My Library機能を利用すると貸出中図書の予約もできます。
(1)中嶋記念図書館ウェブサイト
中嶋記念図書館ウェブサイトのトップページにある次のタブから、本や資料を探すことができます。
AIU Catalog:
図書館とLDICにある図書、雑誌、DVDその他資料を検索できます。
ONE-Search:
図書館とLDICにある資料のほかに、購読契約をしている電子ブック、電子ジャーナル、電子学術論文などが一度に検索できます。(図書館内で学外利用者向けのFree Wi-Fiを使うと電子資料を利用することができません。「AIU-」から始まる名前のWi-Fiを使ってください。)
他大学検索:
図書を他大学から借用することができます。図書や学術論文の複写を取り寄せることもできます。これをInterlibrary Loan (ILL)といいます。複写料金や送料がかかります。
秋田県立図書館:
秋田県立図書館から1人5冊まで、貸出日から30日間、図書を借用することができます。大学にない小説や気軽な読み物を無料で借用できます。
電子ジャーナル・電子ブック:
電子ジャーナルや電子ブックのタイトルが分かっている場合は、このタブから探すことができます。
(2)デジタルリソース
図書館ウェブサイトのデジタルリソースタブからは、データベースのリストを利用できます。ProQuest, JSTOR, EBSCOなどのデータベースから必要な情報を探すことができます。試行期間中のものや、新規に契約したデータベースも含みます。
(3)ILLについて
必要な資料が中嶋記念図書館に所蔵されていない場合は、他大学の図書館から取り寄せる相互貸借サービス(ILL)を利用できます。中嶋記念図書館ウェブサイトにログインして、「他大学」タブをクリックし、必要な資料を検索します。見つかれば、右側にある「ILL Copy Request」または「ILL Borrowing Request」をクリックします。資料は通常(平日)4日以内に到着いたします。サービスにかかる郵送料・複写料は申込者の負担となります。詳しくは「他大学の図書館から取り寄せる」をご覧ください。
(4)RefWorks
RefWorksは、レファレンスマネージメントソフトです。データベースの検索結果を取り込んで個人の参考文献データベースを構築・管理するために役立ちます。また、フォーマットにあわせた参考文献や引用文献リスト、脚注などを簡単に作成することができます。RefWorksはONE-SearchまたはURL(https://refworks.proquest.com/auth/login/)から利用できます。
データベース、電子ジャーナル、電子書籍などの電子リソースの利用にあたって、次の行為は禁止されています。違反した場合、大学全体の利用制限等ペナルティが科せられることもありますので、条件を遵守してください。
- 個人利用の範囲を超えた大量のダウンロード
- 個人利用以外の利用
- 複製や再配布
学生、教職員は図書館ウェブサイトから、またはメールで資料(本、DVDやCD)の購入リクエストをすることができます。
図書館では国際教養大学図書館資料収集方針に則り、教育上必要となる図書館資料を購入します。収集しない資料としては、次のような方針があります。
- ハウツー資料;明らかに実務に偏ったもの(実用書、自己啓発本など)。
- 自費出版や自主製作のフィクション。
- 宗教団体または政治団体によって出版された広報や宣伝目的の図書。ただし、当該資料が研究又は授業の教材として使わ れる場合は、明らかにイデオロギー的、宗教的または政治的指向の性質の著作であっても機械的に除外しない。
- 個人又は文芸サークルによって出版された学術的価値を伴わない図書。
- 大多数の学生から要望がほとんどない娯楽用の資料は購入しないものとする。
- 客観性の乏しい著作;とりわけ自己満足的な自費出版物等。
- 他の利用者の学習や研究の邪魔をしない。
- 大学の資料や施設設備に損傷を与えたり、いたずらをしない。
- 大学職員の業務を妨げず、指示に従う。
- 図書館閲覧室では静粛を守る。
- 携帯電話はマナーモードにし、会話が必要であればXラウンジや図書館の外の廊下などを利用する。
- 図書館を眠る場所として利用しない。
- ふたのある容器に入った飲料のみ図書館とLDICに持ち込むことができる。
- 食物はL棟1階Xラウンジまたは2階LDIC前のオープンスペースでのみ食べることができる。L棟のその他の場所では、物を食べることは禁じられている。
- 喫煙は禁じられている。
- L棟での飲酒は禁じられている。
- バックパック、パソコン、財布など貴重品を放置しない。
上記規律を守れないものは懲戒処分を受けることがあります。学外者の場合は、図書館から退出させると共に、以後大学に入ることを禁止する場合があります。
図書館またはLDICから退出する際には、図書館またはLDICの出口にあるゲートを通らなければなりません。図書館やLDICの資料以外の物がゲートのセンサーに反応してアラーム音が鳴る場合があります。アラーム音が鳴ったら、図書館職員または警備員に持ち物を見せて、検査を受けなければなりません。図書館やLDICの資料を意図的に貸出手続きせずに持ち出した場合は懲戒の対象となります。
図書館ウェブサイトにログインすると、「利用状況の確認」機能を活用することができます。ログインの利用者IDとパスワードはATOMSと同じです。トップページ上の利用状況確認にリンクが表示され、借用中の資料や返却期限の確認、貸出期間の延長手続きもできます。過去の貸出履歴や予約している資料の状況も確認できます。いずれかのリンクを選んでクリックすると「利用状況一覧」のページになりますが、その横に「マイフォルダ」タブがあり、クリックするとブックマークした本の一覧が表示されます。また、「新着アラート」のタブからは、関心のある分野やキーワードを登録しておくとそれにあった資料が図書館の蔵書に入ったときにお知らせが届く機能を利用することができます。
閉架図書の閲覧を希望する場合は、カウンターの職員に申請してください。
グループ学習室は必ずATOMSで予約してから利用してください。予約は1日2回まで、1日の利用時間の合計が300分まで使えます。ATOMSの施設ページから予約できます。ただし、予約時間を15分過ぎても利用者が現れない場合は自動的にキャンセルされます。
特定の本や雑誌、資料が特定の科目を履修している学生のために取り置き(リザーブ)されていることがあります。リザーブされている資料についての情報は教員から学生に提供されます。資料を読みたい場合は、科目名、教員名とタイトルを書いて、カードを添えてカウンターに依頼してください。リザーブされた資料は館内のみで利用でき、一定の時間内で返却しなければなりません。
図書館職員は、図書、雑誌の探し方、オンラインサービスの使い方などの図書館利用に関する情報提供のほかに、調査事項に応じて図書館資料やデータベースの検索、他大学所蔵の資料案内など、学習や研究の支援を行っています。またカウンター向かいの「ヘルプデスク」でも司書が相談を受け付けています。ヘルプデスクはATOMSより予約できます。
図書館の資料は教育や研究、学習を目的として、著作権法の許す範囲内で複写をすることができます。複写を希望する場合は、あらかじめカウンターに複写申込書を提出し、許可を受けてから図書館内にある複写機を利用して自分でコピーを取ります。コピー料金は10円です。
複写にあたっては次の条件を厳守してください。
- 著作物の複写は全部ではなく一部分であること。最大でも著作物の半分未満であること。
- 定期刊行物に掲載された各論文その他の記事はその全部を複写できるが,発行後相当の期間を経たもの(次号が既刊となったもの、または発行後3か月を経たもの、等)に限る。
- コピー部数は一人について一部のみであること。
- 利用者の調査研究用に限ること。
- 有償無償を問わず再複写したり頒布したりしないこと。
- PDFなどの電子的な形式で複写しないこと。
中嶋記念図書館では、すべての貸出記録をはじめとする個人の図書館資料やサービスの利用に関する情報を機密情報として取り扱います。個人の図書館利用に関する情報は本人にのみ提供し、本人の書面による同意または法執行機関による開示命令がない限り、他者または他団体に提供しません。図書館を利用する際には、個人を証明する学生証または図書館利用カード、写真付の身分証明書などを携帯してください。図書館内または大学内で個人の図書館利用情報を取り扱う者は権限を与えられた教職員のみであり、かつ業務上必要な範囲に限ります。
返却期限を過ぎても返却されない図書があった場合、図書館からの督促メールが届きます。図書館からの督促にも関わらず返却しない学生には、履修登録手続きや成績証明書等の発行に必要なサービスを停止します。
図書など資料を紛失または破損してしまった場合は、すみやかに図書館に連絡してください。図書館が指定する同等の資料を現物で弁償していただくか、弁償金を支払っていただくこともあります。
図書館では、国際教養大学学生と教職員の学術的なニーズに焦点を絞って資料の収集をしています。書棚の容量や寄贈の出版物を評価し分類登録するコストにも限界があるため、資料の寄贈受け入れには慎重にならざるを得ません。受け入れる資料はすべて最良の状態でなければならず、長期保存が可能な製本状態のものです。もろくなっているページや、しみ、書き込み、色落ちや変色したページがあるものは受け入れられません。
「国際教養大学寄贈図書の受入取扱細則」に基づき、図書の寄贈受け入れを行っています。
図書の取り扱い
- 寄贈いただいた図書の取り扱い(受け入れ可否の判断等)については、当館にご一任いただきます。
- 受け入れない場合、原則として当該図書の返却は行っておりません。(寄贈者が本学教員である場合を除く)返却が必要な場合の送料は、寄贈者のご負担とさせていただきます。
- お礼状や受領証は、省略させていただきます。
- 配架は一般書架への混配となります。
寄贈の手続き
上記内容をご了承いただける場合は、「寄贈申込書」にご記入の上、現物とともにお申込みください。ただし、10冊以上になる場合は事前にご相談ください。現の場合図書館カウンターが開いている時間内に直接お持ちいただくか、または以下の送付先までご郵送ください。送付・搬送等の費用は、寄贈者のご負担となります。
<送付先>
秋田県秋田市雄和椿川字奥椿岱193-2
国際教養大学 中嶋記念図書館 宛
TEL:018-889-5907
古本募金
「国際教養大学図書館古本募金」は、読み終わった本の買い取り金額が本学の学生のために寄附される仕組みです。詳しくはこちらを確認してください。
対象:
国際教養大学の在学生、卒業生(短期留学生として在籍した者を含む)で、プロのカメラマンによる記念写真を中嶋記念図書館内で撮影することを希望する者。
利用目的:
利用目的は私用のみとし、SNS などに掲載する場合も私的なものに限る。カメラマンや写真館の宣伝等の商用には利用できない。
受入時期:
以下の期間のみ可能
2024 年8月19日(月)~23日(金)、12月25日(水)~27日(金)、2025年3月14日(金)および17日(月)~19日(水)[卒業式前の平日 4 日間]
利用時間:
次のいずれか:10 時~12 時、13 時~15 時、15 時~17 時(各時間帯に最大3件までとする。)
撮影場所:
撮影場所は図書館が指定した場所に限る。<pdf>
申込:
原則として 1 か月以上前、遅くとも2週間以上前に、「図書館・LDICでの記念写真撮影申込書」を用いて申し込むこと。撮影の可否については申込内容により図書館が判断する。施設利用料金等は徴収しない。
申込み先:lib1[at]aiu.ac.jp [at]の位置には@マークをご記入ください。
注意事項:
- 利用場所は必要最低限の範囲とし、音や光などで図書館利用者の利用を妨げないこと。
- 図書館利用者が映り込まないように撮影を行い、やむを得ず図書館利用者が映り込んでしまった画像・映像は破棄する。
- 利用後は必ず原状復帰し、職員による確認を受けること。
- 施設を破損、汚損した場合には原状復帰に係る費用を弁償すること。